Hagieen

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝のHagieenのレビュー・感想・評価

3.7
ツィ・ハーク監督、ジェット・リー主演。
キン・フーの「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿」をリメイクしたツィ・ハークの「ドラゴン・イン/新龍門客棧」の後日談。
「ドラゴン・イン/新龍門客棧」当時、ジェット・リーの出演を望んでいたというツィ・ハーク監督だが19年の時を経て実現した形になる。

今作はキャストが超豪華。
中国四大アイドルの一人と言われた周迅。男装の剣客は武侠ドラマでもやっているのでハマリ役。
超級女声出身の人気歌手の李宇春も、もともとボーイッシュなので男装は良く似合う。細身で背が高いからアクションが映える。
イケメン陳坤はひとり二役の活躍ぶり。敵役の美形ぶりと圧倒的な強さの存在感は流石。指先で刀剣を砕く達人ぶり。
台湾からは桂綸鎂が韃靼人の女ボスとして登場。彼女はアート系映画の出演が多いので、今作への出演は意外性があり新たな一面が見れる。
あと地味な役だが台湾の歌手、范暁萱も出演。
一番豪華なのは冒頭での劉家輝。「少林寺三十六房」の主演をしていた劉家輝と「少林寺」のジェット・リーの少林寺対決が見れる。

ドラゴン・インに比べ撮影技術も向上し、SFXによるダイナミックな映像に進化している。また砂漠に掘立て小屋だけの前作に比べ、セットも多彩になり見どころも多い。
個人的には動けるキャストがいるわけだから、CG多用のアクションよりアナログな前作の方が好みなのだが、ドラゴン・インを復活してくれただけでも感謝かな。
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