Hagieen

007/黄金銃を持つ男のHagieenのレビュー・感想・評価

007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)
2.9
ガイ・ハミルトン監督、ロジャー・ムーア主演。

ムーアボンド第2作。通算9作目。

英国秘密情報部に一発の黄金でできた弾丸が届く。
黄金銃を持つ殺し屋スカラマンガがボンドを狙っているとみて弾丸の製造ルートから調査を開始。
マカオ、香港、タイと舞台を変えながらスカラマンガとボンドの追撃戦が展開される。

前作に続きガイ・ハミルトン監督なのだが、チャラ男のムーア007が自分に合わないのか退屈。
スパイ・ガジェットも特別なものもなく、むしろスカラマンガの組み立て式黄金銃くらいしか印象に残らない。

香港の沈没船を利用した情報部拠点のセットは秀逸。
沈没船なので斜めのセットに水平な足場を仮設追加などトリックハウスのようで絵的には面白い。

しかしムーア版007はMから嫌われているように感じるが気のせいかw

今作のポイントとしては74年制作にして太陽エネルギーを取り扱っているところ。
時勢的にはオイルショックが始まったころなので、エネルギー問題も取り入れてみた感じなのだろう。
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