李

アンチクライストの李のレビュー・感想・評価

アンチクライスト(2009年製作の映画)
3.2
primeビデオの概要欄に「カンヌ映画祭で4人が気絶・失神した」と書いてあるわ、映画の冒頭に注意書きが出てくるわ、鬱映画だというのは分かった上で鑑賞したけど、どうしても気が滅入ってしまった。ぼかし様様💆🏻‍♀️

・プロローグ
・第1章 悲嘆
・第2章 混沌
・第3章 絶望(殺戮)
・第4章 3人の乞食
・エピローグ
で構成されている今作。

美しい白黒の映像と音楽から始まる、残酷なプロローグに衝撃を受ける。
その出来事から始まるある夫婦の葛藤と破滅を描いた物語。

独創的な世界観の映像は、最後まで美しい。だけど、何かが潜んでいそうな怪しげな森、狭間に登場する動物、作品内で起こること・登場する物全てが、何かを暗示しているようで気味が悪いし、その不気味な事柄を背景に、悲しみと自責の念に苛まれる妻と彼女に寄り添おうとする夫の、徐々に変わっていく関係性と姿が見るに堪えなかった。

アンチクライスト
= 反キリスト
またキリスト!「マザー!」と同様よく分からなくて考察サイトに逃げたんだけど、アダムとイブの話がつらつら書かれてて読むのやめちゃった(´>ω∂`)

主演2人の、体を張った極限状態の怪演が本当に素晴らしいよ〜〜😭😭
李