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ドラゴンボールZ 神と神のシネラーのレビュー・感想・評価

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)
3.5
最新作も公開されるので、
男の子の必修科目と言っても過言でない
「ドラゴンボール」の映画を再鑑賞。
劇場でも2回鑑賞しているが、
ギャグとバトルのバランスが良い
好きなドラゴンボール映画だ。

物語は魔人ブウとの激闘から数年後、
目覚めた破壊神ビルスと悟空達の戦いを
描く内容となっている。
従来のドラゴンボール映画だと、
王道なバトル漫画の勧善懲悪な内容
となっているが、
本作はビルスの悪役と言えない
キャラクターによって、
その点は大きく変容していると言える。
激しいバトルを描きつつもコミカルで
敵を倒すだけの結末となっていないのは、
個人的に本作の一番好きな部分だ。
コミカルなギャグに関してはシリーズを
知っている程に笑ってしまう部分もあるが、
ベジータのビンゴダンスは
必ず笑ってしまう場面だ。
肝心の戦闘場面も悟空やベジータ
それぞれで見せ場があり、
スーパーサイヤ人ゴッドの悟空とビルス
の戦闘は迫力もあって良かった。
しかしながら、悟空も本作後にも様々な
変身形態が増えていくが、
結局は通常のスーパーサイヤ人が
個人的に一番好きだと思えた。

不満点に関して言えば、
ビルスが地球へと訪れる
物語中盤にかけてのコミカル展開が長く、
その点で飽きる部分がない訳ではなかった。
改めて鑑賞すると登場人物も多く、
ピラフ一味は不要ではと思わなくもなかった。

自身が「ドラゴンボール」を
リアルタイムに追いかけられなかった
世代である為、
十数年振りの劇場版アニメである本作が
公開されたのはとても嬉しかったのを
憶えているが、
本当に同窓会のような作品だと感じられた。
加えて、ビルス達が美味しそうに
色々な食事をする場面が多いだけに、
夜の映画鑑賞には毒な食欲そそる映画だった。
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