面白かった。けっこう、こういうの、好きかも。
Filmarksで、だいたいの人は、とても低い点数をつけているのだけれど、高い点数をつけている人が、時々いた。たぶん、ハリウッドのアクション大作が好きな人にとっては、今作は、そこまでたいしたアクションじゃないから、面白くないのだろう。私は、そういうアクション大作に、それほど惹かれないから、逆に、アクション以外の所で、登場人物達の、微妙に揺れ動く心理などを描いている今作に面白味を感じた。
それと、最近は、イギリス映画とイギリス英語にハマってるので、今作には、たまらない魅力があった。イギリス映画には、度々出てくるお馴染みのイギリス人俳優が、いっぱい出てきて、楽しかった。
主役を演じるレイ・ウィンストンが、何故だか、けっこう好き。この役にしては、太り過ぎだと思ったけど、映画の中でも、痩せようと努力する展開なのには、笑った。
レイ・ウィンストンのお相手役の女優さん、「この人、誰だっけ?すごく最近、見た気がする」と思いながらも、誰だか、思い出せず、観終わってから調べたら、M:I デッドレコニングのグレースだった。
ダウントン・アビーのトム(「ボヘミアン・ラプソディ」のポール)も出てる。
原題は、「the Sweeny」。スウィーニーとは、ロンドン警察内の特捜隊の通称。実在するFlying Squad(フライング分隊)のことを、隠語でスウィーニーと呼ぶそうで(それは、あのジョニー・デップが演じたことで有名な、連続殺人犯のスウィーニー・トッドから取ったそうなのだが)、そのフライング分隊をモデルにした「スウィーニー」というタイトルの連続テレビドラマが、以前、放映されていて、人気があったとのことで、この映画は、そのリメイク。