OASIS

ローマでアモーレのOASISのレビュー・感想・評価

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
3.2
ウディ・アレン監督のローマを舞台にした恋愛群像劇。

ウディ・アレン本人が出演している作品はあまり面白くないというイメージだったが、これは面白かった。
それぞれのエピソードが交わる事は無いが、どの話もキャラクター達が魅力的でテンポも良く明るい。
アレン本人はいつものように皮肉でまくしたてるようなキャラだったが、それほど出突っ張りでないのが功を奏していた。

エレン・ペイジが小悪魔だし、ペネロペ・クルスが高級コールガールだしで、女性陣が美しく映えるのもさることながら、ローマの風景も美麗。
情熱的な出会いや恋をしても、結局何も無かったかのように前の日常に戻る。そんな人達を受け入れるローマという街もまた魅力的。

ロベルト・ベニーニのエピソードが最も皮肉が効いていて、アレンらしい作風であると感じました。
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