Otun

ローマでアモーレのOtunのレビュー・感想・評価

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
3.5
とにかく、ウディアレン作は全部レビューするんだぁい、と少し前に決めたのでこちらも再見。「ローマでアモーレ」。

たとえ、場所がNYであろうが、ローマであろうが。
ウディアレンの描く、敬意とも取れるその街、その場所のその美しさ。素敵さ。本当に。
そして、世界各国、どこの人であっても同様に分け隔てなく描かれる、「人間」の滑稽さ。んで、おもしろさ。
今回も変わらず。前も何かのレビューで書きましたが、安心で最高の様式美。

今作が良かろうが、悪かろうが、そこに改めて触れられる喜び。
だけど、ちゃんとそこには一人一人のおもしろさがあって。
今回はやっぱアイツやな。あのシャワーのアイツ。なんやシャワーの時しか上手く歌えないって笑。アイツの件で爆笑。
でもね、馬鹿馬鹿しい設定なのに、ちゃんとそこに説得力があるのが本当に凄いと思う。
着地も、本当に素敵で。可愛らしくて。
結果。採点は、それほどでもないですが、ウディアレンと小津安二郎あたりの作品は、採点だけでは計れない味わいがあるように思い、そいつを再認識。
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