スタートレック~ベネとペグと、時々、クリス~
初のスタートレックということで期待していたのだが、正直私はあまり面白く感じなかった。
ザ・SFとザ・ヒューマンドラマを混ぜて良質な映像や音楽、キャストで塗り固めたといった印象。
なんというか例えるなら、良い素材を寄せ集めて料理本に載っているようなレシピ通りの品をさあどうぞと提供されてるような感じか。
確かに美味い。だが、私が食べたいのは料理人の個性を活かした他では食べられない料理なのだ。
ファンや客に媚びてるとまでは言わないが、ストーリーも演出も表面的な作りにしか見えない。
「感動といえばこういう演出」「SFといえばこういうストーリー」
こういう風に作っているのでは?と疑いたくなる。
しかしもちろん悪いところばかりではない。
映像は流石の一言だし、キャストも申し分ない。
特にベネディクト・カンバーバッチとサイモンペグはやはり素晴らしい素材である。
この二人が本作のスパイスとしてとても機能しており、最後はなんだかんだクリスパインも良かったなと思えた。
が、逆に言えばそれだけなのだ。
つまり材料集めや調理器具を用意する準備段階までは問題がないどころか、かなり期待の持てる作品に見えるのだ。
だが肝心な調理過程でなんの色もない、どこの店でも出るようなレシピ通りにして作ってしまったがために、不味くはないけどなんら特別なものを感じないありきたりなメニューになってしまったと言える。
次回はオリジナリティ溢れる料理もとい映画になることを期待。
えー、当所はスポックっぼくレビューしようと考えていたのですが全然ダメでした!
ただただ生意気で偉そうで例えるのが下手なレビューになってしまった!!申し訳ない!!
遥か昔からある作品なので、むしろこれこそがオリジナル!俺たちが見たいのはこれ!っていうのは充分理解しています。
ただ個人的に新しいモノが見たかっただけの話でした……。
そして、どうせスポックっぽくレビューするなら活動日誌風にでも書けよと今思いました。
なんだこのタイトル。オリジナリティの欠片もないな!!