刀鍛冶の辻ヱ門の家から“極楽丸”という刀が盗まれる事件が発生。
忍たまと忍術学園の先生たちは“極楽丸”を取り返すべく、力を合わせて立ち上がるが…。
人気アニメを加藤清史郎主演で実写映画化したエンタテインメントファミリームービー第２弾。
前作からキャスト陣を一新。
乱太郎ときり丸以外が新キャストで、前作より明らかにパワーダウンしています。
監督も三池さんではなくなったので、まず遊び心が足りない、勢いも足りない、他色々足りない尽くしで、地味な普通の時代劇に見えました。
軸になるスタッフは同じにして欲しかったです。
結果として独立した「映画」としては今ひとつ残念な印象。
メディア展開としての『忍たま』なら良いと思いますが、アニメや原作を知らない方が見たら「？」となってしまいそう。
ストーリーはあるようでないような。。
実際はとても複雑なシナリオで、
城同士や各忍者隊の事情が絡んだ事件だと思うのですが、キャラを際立たせる演出と笑いの小ネタに阻まれて解り辛く。。
結局キャラや笑いを見せたいのか、シナリオで見せたいのか、どっちつかずな印象になりました。
しかしながら１作目も同じような作りだったと思うので、「忍たま実写」というのはこういうものとして楽しんだ方が良さそうです。
アクションシーンは良かったと思います。
今回は監督さんも特撮を得意とされる方とのことで、また俳優さんも特撮などで活躍された方も多いようでしたので、安心して見れる感じでした。
むしろレベルが高すぎて、思わず笑ってしまう。
また、火縄銃、打ち刀（日本刀）、太刀、直垂や小袖など、細かいところはきちんとされていたので、時代劇ファンなら、ニヤリ。
総じて、実写ものとしてはそれなりだと思いますが、もう少し忍たまたちの活躍や成長があった方が楽しめたと思います。
