橘

シャニダールの花の橘のネタバレレビュー・内容・結末

シャニダールの花(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

うう……黒木華さんの透明感と、思い詰めて壊れる綾野剛さんの影と色気が好きすぎる〜そして健気な伊藤歩さんときたら!
好きしかない!!このメンバーだったから最後まで観られたようなとこあるけど。
伊藤さんが手術に向かうとき手振ってるのかわいい。。

「わたしは元々花だったのかも」、この黒木さんの佇まいだと確かにそうかもしれん……声が心地よい。
主要女性陣、全員素敵だったな。響子さんユリエさんハルカちゃんミクちゃん。
髪きちんとして白衣の綾野剛さんの破壊力も凄かったですが……それであんな近付かれたら伊藤歩さんみたいな顔なります。。

シャニダールの花は結局何に使ってたんだろ?とか、自らの意思でブチッと摘んでたら命落とすことも無かったんじゃ(ユリエさんは喪われたのにハルカちゃんめっちゃ元気)とか、
赤以外もあるの?花……とか、
所長、軍用にされたらヤバいって言ってるなら施設の運営資金はどこから…とか終わりが広いとか全体的にふわってしてたけど、
なんかもうみんなして花になったら良くない…?と思いました。植物なりたい。

ハグ止まりでキスシーンすらなかったけれど、大瀧さんが響子のこと大好きって凄く伝わってくるのが、演出なのか演技なのかすごいなぁ。これはユリエさんもだけど。
……てか、ユリエさんと響子の一夜さ…

(追記:直接的なシーン描かないの、植物っぽさってことなのかな?種が出来てる、ってことはどこかで受粉してないといけないんだろうけど、受粉なのかそれとも)




『リップヴァンウィンクルの花嫁』の、カムパネルラとランバ・ラルのふたり。シャニダールのほうがかなり先だけど感慨深いです。

そういえば、女性に花が咲く、ってなんかどこかで……と思ったら、ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々(日々の泡)」だ。
あれは肺の中に蓮が咲く話だったけど、ボリス・ヴィアンのほうはいくつも映画化されてるんですね。観てみたいな…Clipしてるなぁ、。。
橘