Kou

サロゲートのKouのレビュー・感想・評価

サロゲート(2009年製作の映画)
2.6
たまーに思うことありませんか?
「あ〜、ブルース・ウィリス見てえな」って。
だから観ました『サロゲート』



〈あらすじ〉
ロボット工学が進歩した近未来。人間に代わり「サロゲート」と呼ばれるロボットが生活を代行していた。人類は自宅からサロゲートを遠隔操作するだけで、現実世界に生身の肉体をさらす必要はなくなり、完全な安全が保障されていた。しかしある日、あるサロゲートが破壊され、使用者本人も死亡するというありえない事件が起きる。そこでFBI捜査官のグリアーは、サロゲートを開発したVSI社と事件とのかかわりを捜査するが、サロゲート社会を破滅へと誘うカウントダウンは、すでに始まっていた──



面白く、そして嫌いな作品です(意味不明ですが)
まず、面白いと思ったのは(プロット)。本作はロボットを遠隔操作することで、生活も、仕事も、つまりは“人生”をも代行してもらっている。そしてそれが常識、となっているのが本作の世界。
つまり、自分そっくりのロボットが街中を歩き、車を運転し、仕事をこなし、恋愛だってするんです。その設定が斬新で面白いですよね。



次に嫌いなところ、これも(プロット)です。
というのも劇中で(サロゲートを使用すればいつまでも健康で安全)と言っていたものの、まず、当の操作する本人は寝転んでるだけなので不健康極まりなくて、そこで矛盾してるんですよね。



それに安全についても、自分のサロゲートを他人に操作されたり、ネットと接続しているがゆえにハッキングされたりと、全く安全じゃないんです。
つまり、安全でもないし健康でもない。それなのに(世界人口の99%がサロゲートを使っている)というプロット。個人的には「無理がありすぎる」そう感じてしまって受け入れられませんでした。



観るたびに「設定は面白いんだけどな〜」となる
正直、微妙な作品ではあるんですが、ロボット・近未来物が好きなら満足はできるプロットのはず。
ただ、髪の毛ふさふさのブルース・ウィリスが観られる珍しい作品でもあるので、気が向いた方はぜひ観てみて下さい!



2018年7月11日 56本目
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