KenichiAkagawa

アンストッパブルのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

アンストッパブル(2010年製作の映画)
3.6
不注意から生まれた暴走列車。大惨事を阻止すべく、二人の男が立ち向かう!実話ベースの物語。

このお話、テレビ番組の再現VTRでもやってました。「アンビリーバボー」だったかな。なので、展開も結末もわかっておりましたが、やはり映画となると、見せ方が違ってきますね。もちろん脚色はあるでしょうけど・・・

雇用の問題を含ませつつ、主人公である両名の抱える問題だったり過去だったりを絡め、暴走列車を止めるという目的に向かって次第に打ち解けていく様子が見てて気持ちいいです。そして、利益優先、現場そっちのけでクビをちらつかせる鉄道会社のお偉いさんがまた腹立たしくて、逆にそれが観てる側を主人公への賛同の気持ちを上手にあおってる感じ!上手いって思いますね。

今回、思い知らされたのは、超重量級の列車はなかなか止まれない ってことですね。ブレーキ踏んだらすぐ止まる なんて思ったら大間違い!その事実をじわじわ感じました。あと、自分の立場が不利になろうと、人としてやるべきことに迷わず進んでいく姿がすがすがしいです!

それにしても、こんな事件が本当にあったとは・・・事故の発端となった職員と、鉄道会社のお偉いさんは ほんと勘弁してくれ って感じでした。
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