リラリオ

幸福の罪のリラリオのレビュー・感想・評価

幸福の罪(2011年製作の映画)
3.9
誰もが羨む裕福で幸せな家庭。
だが、ある出来事で家族の日常は一変する…。

リハビリ医として評価の高いトマシュは、妻ミランダと元医師で認知症気味の義父、病院でボランティア活動をしている義妹のリダ、娘テレザ、ミランダの連れ子で障害を持つダニーと暮らしている。

テレザ、15歳の誕生日パーティー。
娘の友人たちに混じり、大はしゃぎのトマシュ。そんな中、ミランダはトマシュのパソコンに送られた怪しいメールを発見する。
「出会う前は空っぽの人生だった。私と一緒に歩んで欲しい…」→「!!!」→メールをプリントアウト→トマシュを問い詰める→「心当たりがない。ただのイタズラだ」→取り乱し、泣き出すミランダを抱きしめ、なだめるトマシュ。

メールの差出人は14歳の少女オリンカ、トマシュが担当している患者だ。
トマシュに♡の根暗女子。妄想癖あり、趣味で小説を書いている。
足の骨折が完治し、退院が決まる→が、退院を嫌がる→「家に帰りたくねぇ…ママが怖い…木から落ちたのはママの作り話。本当は階段から突き落とされた。家に帰ったら、また何かされる…」とんでもねぇことを言い出す→「作り話すんな…」呆れるトマシュと看護師→トマシュはオリンカにメールのことを聞く→「なぜあんなメールを…」→「知らねぇ」→しらばっくれるオリンカに、トマシュは忠告する→「いやいや…お前だろ!てか、もうやめろ、二度と送るんじゃねぇぞ!」

退院後…なんとオリンカの妄想エロ日記と例のメールをオリンカの母親が読んでしまう→「!!!」→警察に通報→「以前は子供っぽかったのに…退院してからどこか大人びて…私たちは親友のような仲で何でも話す親子だったのに…」
こうしてトマシュは逮捕されてしまう。

トマシュの事件を担当する刑事はなんとミランダの元夫ラダ。
15年前、ラダはトマシュとの子を妊娠したミランダと離婚するが、息子ダニーとの交流もあり、トマシュ一家との関係は良好。
「マジやりたくねぇ…」
ラダはこの事件の担当を一度は断るが、結局で引き受けてしまう。

証拠を調べる→実況見分→「…やりづれぇ…」→納得のいかないミランダとリダはラダの家へ行き、直談判→「離婚した仕返しか?」→ミランダは、これは私怨によるでっち上げだとラダを非難→「違う…俺だって嫌なんだよ…」→「夫はまともな人よ!あんたみたいな卑屈な負け犬とはちがう!」→元妻の罵詈雑言に「…」→リダ「トマシュはプロの医者で、触るのも仕事。彼の仕事ぶりを見てるし、マジありえないって…彼にお熱を上げてウソでっち上げてるのよ!」→ここでミランダが、ラダにとどめを刺す→「トマシュはノーマルで健康でおめぇと違って女の愛し方を知っている!最低でも1000回はヤってる!つまり私はトマシュの性生活は誰よりも知ってるってわけ!」義妹の前でSEXがド下手なことを暴露されてしまうラダ。

証言を調べるうちに矛盾点が出てくる→トマシュとヤリまくったと言い張るオリンカはなんと処女だった!→「これは無罪だべ!」ラダはトマシュを釈放させようとする→が、同僚の刑事「まだ無罪と決めるのは早い!まれなケースだが…モノが極小で処女膜を破らないことがある!それに性交だけが性的虐待じゃない!」→こうしてトマシュのペニスのサイズ測定が行われる→ノーマル時とMAX時を測定→エロビデオで無理やり起動させる→「16センチ、標準より大きいっス!」
ペニスのサイズ測定により、無実が証明され、釈放されるトマシュ…。

再び一家に幸せな日常が…
と、思いきや…
帰宅したトマシュはミランダとイチャコラする。
そんな2人を嫉妬の眼差しで見つめるリダ。
なんとトマシュとリダは…リダが14歳の時から関係を持ち続けていたのだった!

15年以上続く関係→トマシュ以外男を知らないリダ→トマシュとの子を妊娠するが、やむなく中絶→何時しかミランダとテレザの死を望むようになる→「アイツらさえいなければ…」→そしてトマシュが逮捕され、トマシュとオリンカの関係を疑い始める→「てか…私に似てるし…14歳の私に手を出したんだから、きっとあの子にも…」
情緒不安定になるリダ…。

トマシュとリダの秘密の場所。とある湖で2人は落ち合う…。
久しぶりに愛し合う2人だったが、嫉妬に狂ったリダが…。

因果応報ってやつっスね…
それにしても急な展開だな。
ちなみにこの設定だと…リダは29、もしくは30代前半ってことだよな??
トマシュとの関係を知るまで、40歳ぐらいだと思ってたわ 笑
そして、名誉毀損レベルの大暴露をされてしまったラダ…マジ良い奴なのに…可哀想に…。
ちょいちょいおかしな所があったが…まあまあおもろかったです。
15年の秘密、罪と罰…女を狂わす魅惑のロリコンリハビリ医がたどる悲劇の末路。
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