おけい

ブロンソンのおけいのレビュー・感想・評価

ブロンソン(2008年製作の映画)
3.8
イギリス🇬🇧で最も有名な実在の犯罪者マイケル・ピーターソンを描いたレフン監督によるバイオレンス映画。

何故かチャールズブロンソンの分身だと言い張りブロンソンと呼ばれた男。

普通の家庭に生まれながら、繰り返される暴力と破壊。恐らくそうすることでしか、生きてる実感が得られない人だったのかな…と想像しています。

本物のブロンソンを写真画像でしか知らないけど、本人と電話で話たり、実際対面もしたというトムハーディなのでかなり役作りしたのだろうな…。トムハーディの演技力はさすがです。

すっぽんぽんのフルチ○(ちゃんとモザイク処理されてます)で暴れまくるトムハーディに爆笑してしまった🤣

このブロンソン絵の才能があったようで作品とトムハの映像を融合させたシーンが好きだったし、自分の人生を語る1人劇場のシーンがまさに、一人芝居で面白かった。

最初は暴力ばかりで、アホなの❓って気持ちが強かったけど、後半になるにつれ不思議とブロンソンが可愛らしく見えてきて、暴力も彼に添えられたオブジェの一部のように思えてくる。

今も絵を描いてるのかどうか分からないが、天才とバカは紙一重だというから。もし芸術に最初から目覚めていたらとんでもない才能を開花させてたかもしれないね。

色彩豊かでレフンらしい作品でした。
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