たき

メイジーの瞳のたきのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.5
やばいかなしい。ぜんぶかなしい。最初からかなしい。最後まですべからくかなしい。

Don't be.

子供に対して、決して言ってはいけない言葉。
このお話のお父さんもお母さんも決してこの言葉は発さない。
むしろ常に大袈裟なくらい愛情を示すのだけれどだけど、
どちらも愛しているのはメイジー自身ではなく、娘を愛している自分であることは明らかで。

血のつながりなんてなんの意味もない。

けどそれは絶望と同義ではなく、血の繋がりなんてなくたって、誰だって家族になれるということでもあり。

おれたちは、最初からだれもが他人だ。
たき

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