探偵もので、SFで、カンフーアクション映画。そして、ほろ苦い。
アフロで7分ズボン、でもネクタイはしているというヨンゴンのビジュアルからして最高。題名どおりの義手も、うさんくさい情報屋(これが『相棒』の鑑識、六角精児そっくり)によるもので、作動が怪しいし。
事務所の所長は、峰不二子のような出で立ちだし。
ヒロインは超美人なのに、いつも合羽やパーカー被っていたり、演技はコメディだし。
いいとこだらけ。
何よりも、主人公のヨンゴンが走る、走る。その懸命な走りこそが、傷だらけになっても走り続けることこそが、ハードボイルドの証しだ。
B級ノリでも、カット割りや演出で工夫し、撮りあげた映画。
これはいい。