元有名大リーガーの父親と現マイナーリーグの選手である息子のロードムービー。
父親と息子の 心の和解 がメインテーマにあるのだけれど、正直、様々な伏線があまりうまく機能していないように感じ最後までハマりきれませんでした。良い話なんだけどすべての要素がボンヤリしてしまっている印象。
それでも、元 大リーガーの父親を演じた ジェフ・ブリッジス の演技はナチュラルに素晴らしく、所々で流れるツボをついてくる音楽、作品全体を包む雰囲気は好みだし良きシーンもちゃんとある。
例えば…
元カノが彼の思いを察して先に言葉をかけてあげる描写。見逃してしまいそうな、なんてこと無いシーン。冷静になれない彼の状況や心情を察しった彼女のその 優しさ がさり気な過ぎて…めちゃめちゃグッときた。
このシーンは多分一生忘れないと思う。ま、それだけだったんですけど…ね。笑