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きっと、うまくいくのuofaengのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.2
正月のボリウッド第2弾。DVDで。男尊女卑、カースト制度、学歴偏重が色濃く残るインド社会に対する風刺コメディ。ただ、単なる風刺やコメディに終始せず、人生の本質とは何か、生きるとは何かを、天才エンジニアを通して軽やかに語りかけてくれる名作。主人公のランチョーと太鼓持ちのサイレンサーの対比が、世界を変える人間と狭い世界の中だけで出世する人間の違いをわかり易く表現していた。金をかけずに、プロットと脚本の良さと、俳優の演技力だけで、印象深い映画を提供している点で、CGやスタントなしでは成立しないハリウッドに対する挑戦なのかも知れない。
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