【ファース(茶番)と共にあらんことを】
個人的に開催中の「GYAO!さん、今までありがとう!勝手に大感謝祭!」にて。
テレビ画面に小さく映るジャケットをスクロールしながら「次はどれにしよっかな~」とザッピングしている最中に偶然発見(宇宙ではこれを「キセキ」と呼ぶらしい)。
(あれ?GYAO!でスターウォーズ観れたっけ?)
・・いえいえ、よく観ればちょいちょいおかしい・・・いや、かなりおかしい(笑)
でも、何故か胸騒ぎがする。
僕の中にあるフォースが共鳴を始めたというのだろうか?
ということで「これも祭ならでは一期一会よ」と迷わずポチっと再生。
もうね、ずっと「ふふふ・・・ふふふ・・・」っていうニヤケとも失笑ともつかない微妙な笑いが続く。
でも、これが徐々に自分の中で波長が合ってくると「微妙」が「絶妙」に変わってくる。
最近、「命」だの「尊厳」だのとちょっぴり重めの作品が続いたということもあって、ちょっと休憩を取りたいなっていうところにピッタリなアホさ加減。
一応「パロディ」なんだよね。
EpiⅣ(いわゆる劇場公開では第1作)をそのままなぞった形で進むんだけど、その弄り方が絶妙なんですね。
絶妙に「素人」なんです。
でも、随所に熱意みたいなものもチラチラ見えたりして、本人達は案外真剣に作っていたんだろうなって思ったら、その光景が微笑ましいなって。
――選ばれし青年“フルーク・スターバッカー”が、悪者“ダーフ・ネイダー”に捕えられてしまった“アン・ドロイド姫”を救うため、騎士“オーギー・ベン・ドギー”の指導のもと、「フォース」ではなく「ファース(茶番劇)」を習得し、ハム・サラダとともに敵陣に乗り込んでいく――(あらすじより)。
ちなみに、チューバッカ的な立ち位置の「チュー・チラ」は、ほぼクッキーモンスターです(笑)。
とにかくフルーク(ルークのパロ)が絶妙に情けない。
そしてアン・ドロイド姫(レイア姫のパロ)が絶妙に気が強い。
さらにハム・サラダ(ハン・ソロのパロ)が絶妙にテキトー。
極めつけはダーフ・ネイダーが絶妙に何言ってるのか聞き取れない。
そう、みんなが何となく持っていた(思っていた)イメージを絶妙に弄る。
凄くくだらないことやってるのに、何故か凄く楽しそうに感じられてしまう。
で、13分間、まるでダイジェスト版をみせられているかのようなところでの「乞うご期待!」って、まさかの「予告オチ」。
本編丸々茶化すには色々足りないけど、この尺でならやりたいことだけやって「ほな!」ってやり逃げもできる。
こういうバカバカしいの、嫌いじゃないww