監督 :
福田陽平
脚本 :
村川康敏
出演者 :
乙黒えり
中村知世
脇知弘
橋本愛実
渡辺哲
倉内沙莉
葉月あい
お姉チャンバラとは、PlayStation 2で人気を博し、タムソフトが制作、ディースリー・パブリッシャー発売のゲームソフト。
SIMPLE2000シリーズVol.61
THE お姉チャンバラ(2004年8月25日)から歴史は始まった。
今作の“お姉チャンバラ THE MOVIE”は、お姉チャンバラシリーズの、
SIMPLE2000シリーズVol.90
THE お姉チャンバラ2(2005年12月22日)がベースになっていると思われる。
↓
彩(あや)
咲(さき)
THE お姉チャンバラ(2004年8月25日)からのキャラで、
レイコ
THE お姉チャンバラ2(2005年12月22日)からのキャラに当たる。
↓
劇場版の物語は、
西暦20XX年ー
D3コーポレーションは、人体蘇生に成功…
時を同じくして、各地で謎の屍霊事件が勃発した…
屍霊が世にはびこり、人間を襲う…
襲われた人間は、屍霊と化して人々を狩る
住居を追われ、衣食を奪われ…
血を分けた兄弟さえも、お互いに殺し合う…
世界は、まさに狂乱の渦に飲み込まれていたー街には謎の科学者・杉田が作ったゾンビが溢れかえっていたが主人公・彩は立ちはだかるゾンビたちを次々と斬り殺していった…そんな中、腹違いの姉の彩に恨みを抱き彼女の殺害を企てていた、最強の女子高生・咲が彩の前に現われるのだった…
何だそれ内容だが…
それもそのはず、非現実設定で返り血を浴びながら大量のゾンビをバッタバッタ切っていく疾走感と爽快感だけを極限まで追求したゲームなので、社会派ヒューマニズムやらプロパガンダとかイデオロギーとか含みを持たせるとこんな結果になるよって感じの作品になってしまう…
そもそもゾンビ🧟♂🧟🧟♀てとこらからリアル的思考から遠ざかるが…
リアル的思考映画にすると色々な点が気になってくると思うのだが…
福田陽平監督は依頼が来た時点で思わなかったのだろうか?
映画を目の当たりにしてありえねーだろと思った点を上げると…
❶彩(乙黒えり)、主人公
現実味のない衣装
↓
テンガロンハット🥶
バブル期お立ち台に立って踊ってたお姉ちゃん達が巻いてたファー🥶
ビキニの水着🥶
ウエスタンブーツ🥶
日本刀2本🥶
こんな服装で外に出歩るいた時点で現実味がなくなる…100%リアル路線から脱線だ…あと夜寝るとき寒いでしょ…
ポンチョ羽織っているが布切れ一枚だぞ…
薪の火で温まったとて
寒いでしょ…
勝春(脇知弘)、彩に付き添う、映画専用キャラ
↓
こいつがまたいらない…
彩が喋らない孤高設定なので代わりに喋る陽気キャラだが流れの疾走感を止めてしまうストッパー…
❷レイコ(橋本愛実)、サブキャラ
現実味のない衣装
↓
赤いバンダナ
上下のレザースーツ(上は胸の谷間を強調)
革ジャン
革ブーツ
2連発ショットガン
2連発式のショットガンなのに弾切れがおこらない…弾いっぱい持ってんな…弾込めいつやってんの…何故こいつだけ飛び道具持ってるのか分からない…何故使うのか分からない…散弾なのに仲間に当たらない…
何故…
why…
❸咲(中村知世)、サブキャラ&敵キャラ
現実味のない衣装
↓
丈が短いへそ出しセーラー服🥶
丈が短いスカート🥶
日本刀2本🥶
建物通路から何故か場所替えをして野原で彩と咲のラストバトル…急にお互いが覚醒モードに入るが…
ゲームではゾンビを切って切って切りまくって血を浴びて“Coool”コンボを持続していくと覚醒モードに入るが、それを説明も無く急になってしまうのだがゲームを知らない人は“なんのこっちゃ”分からなくなるでしょに…あと刀に付いた返り血を刀を振って拭い払う仕草も同様だ…
勝春の探していた妹・麻美(倉内沙莉)が強化ゾンビで現れて…
レイコが助けた女の子に情が移ってそして瀕死の状態になって…
など…
お涙頂戴案件はこの作品内容からしてチープに水を差すだけなのに…なぜぶっ込むのか訳が分からん…
しかも頭がイカれた科学者・杉田がゾンビを拡散している設定だが、映画オリジナルの物語にするのだったらもっとましな脚本を作って欲しいものだ…
バイオハザード(2002年)
監督 : ポール・W・S・アンダーソン
キル・ビル(2003年)
監督 : クエンティン・タランティーノ
のオマージュ風の映像が今作で見受けられたがカメラワークもカット割りも程遠いできばえでした…
そもそも福田陽平監督はドラマパートに於いてもアクションパートに於いても致命的に上手くない…
そんなだから…
ゾンビ映画ファンも
THE お姉チャンバラのゲームファンも
どちらも楽しめない作品に仕上がっている…
①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確