nanaaron

スノーピアサーのnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

スノーピアサー(2013年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

タバコうまそうに吸うなぁ。おれも毎回人類最後の1本だと思って吸うことにする

それはともかく、もの凄いスピードの列車が、雪塊をぶっ壊しながら疾走するっていう光景は魅力的

地球の回転もマクロでみたら凄まじいスピードな訳で、列車(地球)に詰め込まれてる人間のメタファーとしてはこれ以上なく刺激的な設定だw

なんかでも、内容はめちゃくちゃだねw

手足の長さを測って丁度いい子どもだけ連行する理由とか、しっかり人間の数を確認している理由とか、ある程度の伏線回収はしてくれたんだけど…

なんせグロテスクな女首相とか、胡散臭い幼稚園教師(からの殺し屋への変貌は素晴らしかった)とかのせいで、聖なるエンジン&ウィルフォード様にはこっちも相当期待が膨らんでるわけ

そうゆう意味では、先頭車両まで来た時のインパクトはまだまだ不足だ

なにより致命的なのは「聖なるエンジン」がよく分からん!

これなんで大事かって、ウィルフォードがただの鉄ヲタにしか見えないw

メッセージ付き銃弾の秘密があきらかに!なるけど、やっぱり陰謀説を語るハゲにしか見えんw

神聖さや生命力のカケラも無い

ウィルフォードから運転席を譲られるという予想外展開に、ドッキリに合った芸人みたいに硬直して動かないカーティス…もうどこまで冗談なのかもわからん

そんなカーティスも、一本満足バーが昆虫の粉末からできている事を知って、「よくもこんなのを今まで食わせてたな」とか言ってキレてるのは笑った。意外と気にするのねそうゆうのw

急に語り出すカーティス

それ以前はもっとすごいものを食ってたことが明らかになる…

こんな訳の分からない話でオチを付けなきゃいけなくなるのも、列車みたいに暴走させて物語進めて来たツケだからな!

いつまでも戦い続けなきゃいけない人類の「瞬間」を感じたんだけど、「歴史」を感じることはできなかった。

暴力的な寒さの中で、取り残される子ども2人(しかも片方はヤク中だからね?w)

大人たちの無茶振りをどさっと引き受けたその背中に、おれは哀愁を感じましたね
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