このレビューはネタバレを含みます
タバコうまそうに吸うなぁ。おれも毎回人類最後の1本だと思って吸うことにする
それはともかく、もの凄いスピードの列車が、雪塊をぶっ壊しながら疾走するっていう光景は魅力的
地球の回転もマクロでみたら凄まじいスピードな訳で、列車(地球)に詰め込まれてる人間のメタファーとしてはこれ以上なく刺激的な設定だw
なんかでも、内容はめちゃくちゃだねw
手足の長さを測って丁度いい子どもだけ連行する理由とか、しっかり人間の数を確認している理由とか、ある程度の伏線回収はしてくれたんだけど…
なんせグロテスクな女首相とか、胡散臭い幼稚園教師(からの殺し屋への変貌は素晴らしかった)とかのせいで、聖なるエンジン&ウィルフォード様にはこっちも相当期待が膨らんでるわけ
そうゆう意味では、先頭車両まで来た時のインパクトはまだまだ不足だ
なにより致命的なのは「聖なるエンジン」がよく分からん!
これなんで大事かって、ウィルフォードがただの鉄ヲタにしか見えないw
メッセージ付き銃弾の秘密があきらかに!なるけど、やっぱり陰謀説を語るハゲにしか見えんw
神聖さや生命力のカケラも無い
ウィルフォードから運転席を譲られるという予想外展開に、ドッキリに合った芸人みたいに硬直して動かないカーティス…もうどこまで冗談なのかもわからん
そんなカーティスも、一本満足バーが昆虫の粉末からできている事を知って、「よくもこんなのを今まで食わせてたな」とか言ってキレてるのは笑った。意外と気にするのねそうゆうのw
急に語り出すカーティス
それ以前はもっとすごいものを食ってたことが明らかになる…
こんな訳の分からない話でオチを付けなきゃいけなくなるのも、列車みたいに暴走させて物語進めて来たツケだからな!
いつまでも戦い続けなきゃいけない人類の「瞬間」を感じたんだけど、「歴史」を感じることはできなかった。
暴力的な寒さの中で、取り残される子ども2人(しかも片方はヤク中だからね?w)
大人たちの無茶振りをどさっと引き受けたその背中に、おれは哀愁を感じましたね