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ハード・ラッシュのRのネタバレレビュー・内容・結末

ハード・ラッシュ(2012年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2012年のアメリカの作品。

監督は「エベレスト3D」のバルタザール・コルマウクル。

あらすじ

ルイジアナ州ニューオーリンズ。かつて裏社会で名を馳せた凄腕の運び屋クリス(マーク・ウォールバーグ「アンチャーテッド」)は妻のケイト(ケイト・ベッキンセイル「さよなら、僕のマンハッタン」)と二人の息子と共に仲睦まじく暮らしていた。そんなある日、ケイトの弟であるアンディ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ「アウトポスト」)コカインの密輸中にアメリカ税関の捜査に遭い、海にコカインを捨ててしまったことで、アンディに密輸を依頼した犯罪組織はコカインの代金70万ドルを義理の兄クリスに肩代わりしろと脅し始める。そこで、クリスは昔の仲間を呼び寄せてパナマから船による5000万ドル分の偽札密輸を計画する。

Netflixにて。マーク・ウォールバーグ主演でまだ観たことなかったので。

内容的にはクライムサスペンスに入るのかな。とにかく、今作ではウォールバーグ演じるクリスがついていない。

今は裏家業から足を洗い、家族と仲睦まじく暮らしているクリス。なんつったって奥さんがケイト・ベッキンセイルだかんね、間違いなく勝ち組ですわ。

でも、そんな中、ベッキンセイルの弟のアンディのせいで密輸に手を出すことに…。

また、このアンディ演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズが顔立ちも爬虫類顔のクセメンで、元々は俺も好きなんだけど、今作で演じたアンディはことごとく厄介ごとをもたらしてきて、腹立つんだわー。

で、そんなアンディのせいで密輸計画を企てるんだけど、いざ始まると意外とノリノリで仲間やアンディとも軽口を叩いたりして余裕なのが面白い。

ただ、事態は依然として予断を許さない。
特に偽札を依頼していた業者が粗悪品を発注するミスを犯したことでディエゴ・ルナ(「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」)演じるゴンザロに脅迫されてポロックの絵画の強奪に同行するシーン。

なんかディエゴ・ルナがすげぇ悪ぶって行くもんだから、ちゃんと計画立ててると思いきや、割と雑に強奪しに行っちゃうもんだから警察もやってきてドンパチが始まっちゃうしでもうめちゃくちゃ。よくクリス船に戻れたよ、うん。

という感じで終始追い詰められてスリリングではあるんだけど、他のウォールバーグ主演作に比べると悪くはないけど割と地味な作劇で、他にもベン・フォスター(「ガルヴェストン」)とか大好きJ・K・シモンズ(「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーズカット」)とかも出てるんだけど、うーん盛り上がりには欠けるかなぁ。

ただ、絶望的な状況下からなんとか乗り越えて悠々自適な生活ラストで終わるところは良かったね…、本当に。
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