このレビューはネタバレを含みます
石井監督、レンのヌードの夜
2011年5月31日 18時24分レビュー。
角川、クロックワークス、ファムファタール提供。R15指定。
製作、脚本、監督石井隆。
石井隆のデビュー作から続くライフワーク的な作品になってきた「名美」シリーズ、最新作「ヌードの夜」第二弾。
先行する佐藤寛子さんの週刊誌袋閉じ系の話題。何やら大人なハード、エロスの予感。
しっかり前作作品予習鑑賞済み。劇場見逃し、スペシャルディレクターズカット二時間越えDVD鑑賞となりました。
ジャケットは、相変わらずネオンサインと二人、格好良しっ。
さすが石井隆という感じでございまして、3部作続けて見ますとしっかりキャラ、小道具、舞台装置を引き継いで表現しています。
お馴染み「ヌードの夜」でも流れたジャジィーな音楽
お決まりの人影
タイトルバックの字
イシイレイン的雨の効果
イシイブラッドも量産体制、行け行けドバドバで噴出しております、ちょっと注意
必見のイシイワールド展開。
物語は、紅次郎なんでも屋こと代行屋の「ムラキ」こと竹中直人。
そこに佐藤寛子扮する訳あり女性が相談にきます。さてヌードの夜は、いかなる闇を魅せてくれるのか?
同じキャラクターを演じている竹中さん。かいをますごとに、どこか竹中さんの素のような言葉じりや弱音のような独り言が増しえています!
ムラキがナミを愛したように今回レン扮する佐藤寛子さんを愛するようになります。
本当にうつくしく、がんばりましたね、、、佐藤さん!特に男性ファンは必見!
佐藤寛子さんのまさしく裸の体現ぶりは、やはり必見!
時に「なんでそこまで裸なの?」と
疑問に思う時もありますが、なかなかどうして石井演出、それが、イシイマジック。
全身で答えてくれました。魅了されます、やられてしまいました。DVD版はロングであります。
そこにわれわれ観客が、
「見に行きたい」「見てみたい」イシイエロス イシイブルーがくっきり切り取られていると思いましたね。
純な演技と裏の顔。ラブアンドヘイトを描きわけていたと思います。
そこに絡む石井組になりつつある「死んでもいい」「ゴニン2」からの大竹しのぶママ。
キレキャラのこちらも石井組の井上晴美さんも加わります。
そして懐かしき「電波少年的女優」改名東風万智子さん。
「キャラ的になんか、いらないかな?」とも思ったんですが、活躍してました。
本作の一番の常識人です。
そして我らが悪役ボス、宍戸錠さんもでてます。
さて
ヌードの夜の最新型、一番過激で一番エロチックなヌードの夜、レンのヌードの夜
を過激にご覧ください!
追伸
石井隆監督は、ある意味「暴力性」「エロス」をこのまま追求して欲しい、この「ヌードの夜」シリーズをライフワークにしてほしいなぁと思います。