RenAlLotus

ウォッチメンのRenAlLotusのネタバレレビュー・内容・結末

ウォッチメン(2009年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

アメコミの実写化にしては、というのが適切かわかりませんが、すごく原作に忠実に作られているみたいですね。Wikipedia見ただけですけどストーリーの流れほぼ同じだし

一般的な「アメコミヒーロー」に対するカウンターとして、精神的にだったり性的にだったり、大きな問題を抱えた現実的なヒーローたちが登場して、いろいろハードな場面を繰り広げるっていう、そこはおそらくコミック出版当時も今も割と画期的な視点で、なかなかよいなと思います。

現在(85年?)のヒーローが現代風のアレンジで充分かっこよく見えるおかげで、過去のヒーロー(ミニッツメン)と比較したときにより「この世界における歴史」を感じやすくて、ヒーローがいる世界というのを受け入れる一助になっているのかなとかも思いました。

アクションも、少ないとはいえヒーロー映画らしくスピーディーでインパクトのあるものでしたし、ヒーローそれぞれの過去とかの描写も必要充分な量が挟まれていて見応えありました。

ただね、別に手放しで面白かったって言えるほどではなくて、まずアクションシーン一応あるわけだから、そこもっと活かしてほしかったなとかそういうのはあります。
というのも、ナイトオウル・オジマンディアス・ロールシャッハ・シルクスペクターと、まあ主にその4人が格闘をするわけですが、それぞれの戦い方にあんまりキャラクターが現れてないんですよね
この世界ではDr.マンハッタン以外に特殊能力がなくて、特殊な武器とかもそんなにないっぽいのは分かるんですけど、それでも「首締めを多用する」とかさ、キャラごとに変化つけてもいいじゃない?
いや、実際原作のWikipediaにDr.マンハッタン以外にはスーパーパワーがないと書いてあったから、とりあえずそれを鵜呑みにしてるんだけど、そうすると逆にオジマンディアスが強すぎたりとかちょっと気になるんだよね それはまた違う話だけど

でラストもさ、まあ納得はいかないよね、なんでもかんでも結末を観客に委ねればいいってもんじゃなくてさ、インセプションとかはああいう話だからいいんであって…
と、いうよりも、結局のところあそこから変化なかろうがロールシャッハの告発で世界が再び混乱しようがもはやどっちでもいいっていうのが本音かもしれない
せっかくヒーローの人間性みたいなところを見せてるのにけっこう誰にも感情移入できないし

まあ、いちばんは俺が先にThe Boysを観ちゃってたってことだよね〜あっちの方が過激なことやるにもインパクトの与え方上手かったりとか、面白いんだよね

なんかやる気なくてすげー駄文になっちゃった
ロールシャッハはかっこいいけどそれはかっこよく描かれてるからだし俺悪くないもん
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