サトミン

ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡のサトミンのレビュー・感想・評価

3.9
わかりやすいドキュメンタリー映画。
まったく飽きず、興味津々で最後まで見届けることができた。
画面に広がるゴミの山。
先月、インドネシアで似たような風景に出会ったけど、この映画のゴミは、それらの何百倍もすさまじい。
地球上で人間だけでしょうね。地に返らないモノを作り続け、捨て続ける生物は。
ゴミ問題をどうするかという視点の映画ではなく、シンデレラのお話です。
↓以下、cinemoさんからの転記です
有名な現代芸術家であるヴィック・ムニーズが
活動拠点ニューヨークのブロンクスから故郷ブラジル、
リオ・デ・ジャネイロ郊外にある世界最大のごみ処理場「ジャウジン・グラマーショ」へと旅をする。
そこで彼は、“カタドール”といわれるリサイクル可能な素材を拾い集める
人々のポートレイトを写真におさめていく。そしてごみ山で集めたガラクタで、
カタドールたちの巨大ポートレイトのモザイク画を制作していく…。
一瞬でも彼らを別の世界に連れ出すことが出来れば、
彼らの人生を変えることができるのではないか?
ムニーズは、制作した作品を世界的に有名なオークションで販売し、
そのお金をカタドールに全額寄付して次々と人生を変えていくが…。
アートが現実社会を変える、人を変えていく壮大な試みが、今、明らかになる。
サトミン

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