Ginny

タイピスト!のGinnyのレビュー・感想・評価

タイピスト!(2012年製作の映画)
4.0
ちょっと………タイピングで、ここまで盛り上がれる?(笑)

もうね、「一目見たときから好きでした、付き合ってください!」って感じの映画。
まずジャケットから見惚れて観たいと思っていた映画。
最初画面に映ったシーンでもうグッとハート掴まれちゃった。
そしてオープニング映像で、これ好きなセンス!って前のめり感。
そもそもタイピングが好き、タイプライターが好き、ビジュアルが好きってことで好きだらけだから、引き込まれちゃうのは当然なんだけどね。

主演のデボラフランソワさんの透き通る白い肌が素敵。抜けた金髪が可愛い、オン眉の前髪最高に憧れる。綺麗なデコルテ、背中。
可愛いワンピース。最高の衣装と世界観です。ありがとうございます。
でも外見だけじゃなく、天真爛漫で表情豊かで一生懸命で全身でタイピング・恋に挑むさまを演じていて魅力的でした。
ロマンデュリスは既視感半端なかったのですが、スパニッシュアパートメント/ロシアンドールズ/ムードインディゴと結構見てました。
マリー役のベレニスさんはちょうど最近見た映画『アーティスト』にも出ていたけれど本当美人ですね。ぴったりの役でした。

ストーリーはもうありがちなスポ根のタイピング版なのだけれど、でもそのタイピング界での描き方がとにかくチャーミング。
こんな特訓があるんだ、こんな世界大会があるんだって驚きました。
私もね、地道にエヴァンゲリオンのタイピングソフトでめっちゃ練習してたんだよ。あの、JA(ジェットアローン)の中でミサトさんが頑張るやつが一番レベル高くて、あれをひたすらやってた中学生(笑)
暇な校長先生の話は頭のなかでタイピングしてたんだ。

ぽちぽちぱちぱち打つのが好きで、キーボードは段差がある方が好きなんだけれど最近は本当に段差がなくて薄いキーボードが増えましたね。
段差があって、引っかからなくて打ちやすいキーボードが好きです。

フランス映画の恋愛模様は結構理解不能なくらい、すれ違いしたと思ったらすぐに仲直りというか収まるところに収まるなという感じで本作もTHEフランス映画の恋愛展開という感じでしたが、それはもう最後のボブの台詞の通り。あれで丸くおさまりますね。
ライトでポップでキュートな可愛い映画。
結果はこうだろう、そうなってほしい!と展開がわかっていても手に汗握ってしまうくらいのめり込んで応援してしまいました。

可愛くって女性に気軽にオススメできる映画です。
Ginny

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