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スティーブ・ジョブズのRyuのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)
3.6
Appleの創業者 スティーブ・ジョブズの半生を描いた作品。

やはり天才って周りに理解されにくかったり、どこかぶっ飛んでいて、扱いにくい、そんな人間だったりするもんですね。わがままで傲慢で不人情だけど、未来をつくるという情熱は誰よりも持っている。Facebookの「ソーシャル・ネットワーク」やマクドナルドの「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」と同じような感じですね。
ビジネスってのは慈善事業じゃあないし、利益を出さなきゃならない。だから妥協することも時には必要かもしれない。ただその結果が吉と出るか凶と出るかはわからない。やはり良い製品をつくることが重要であるし、それに全身全霊で臨むジョブズの行動力は尊敬します。一方で会社は帝国でもない。指揮する人間は必要だけど、独裁者までいくとやり過ぎ。でも時には非情な決断をしなければならない時もあるし、結果的にAppleのように成長していくかもしれない。そう考えると会社って、経営ってホントに大変なんだなぁと思いました。
今作は主にApple社の成り行きをジョブズを軸に追っている感じで、ジョブズの人間的な部分にはそこまで踏み込んでいなかったような印象です。そのためお話がめっちゃおもしろいって感じではなかったですが、構成はわかりやすくてドキュメンタリーのような感覚で観ることができました。
スティーブ・ジョブズって製品発表の時のハゲたおっちゃんのイメージだったけど、若い頃はアシュトン・カッチャーにめっちゃ似てますね。
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