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パーフェクト・トラップのsayaのレビュー・感想・評価

パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)
3.5
襲った獲物たちの中から、気に入った人間だけを連れ去る殺人鬼を描いた『ワナオトコ』の続編です。
前作との一番大きな違いとしては、トラップが大幅にパワーアップしていることです。
大量の人間を一斉に処分できるトラップなんて、もはや遊園地のアトラクションですよ。
監督脚本は引き続きマーカス・ダンスタンですが、前作と話の辻褄が合わないところもチラホラ出てきます。
主人公の元妻は俳優が変わったので顔が別人だし、借金取りに追われて逃げていたはずが元夫の捜索でテレビ出演までしています。
前作に比べると、主人公の魅力が半減している気もします。
主人公が女性を助けなきゃいけない動機も弱い気がしますし、自分たちが助かるために無関係の人が傷つくようなアイデアを出すのも印象悪いですよ。
前作では自分の存在を気づかれないよう行動することで緊張感が生まれていたのですが、今回は敵のアジトに侵入したことが最初からバレているので緊迫感が少し薄まってしまった気はしますね。
前回同様に今回も殺人鬼の顔は明らかにならないままですが、まあ見せたところでインパクトもなさそうですもんね。
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