りっく

リアリティのダンスのりっくのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
4.0
ホドロフスキー幼少期の記憶
傍観者のような視点
狂った両親との決別と愛情
ある種のトラウマセラピー映画
個人的な治癒映画だが拡がり持つ
父親役をホドロフスキー息子演じる
ホドロフスキーもちょいちょい出演
当時の自分を後ろから羽交い締め
ホモセクシャル的な匂い
台詞をオペラ歌手のように歌う
聖母のようなむっちり体型の母親
ペストを放尿=聖水で治す
男とは勇敢で強くあるべき
家父長思想バリバリの父親
独裁宿敵に引き金を引けない
そんな自分の弱さに絶望していく
下品スレスレのワンダーランド
人間の弱さや愚かさ
色彩豊かなイメージの洪水
石を海に放り込み海が激怒
波打ち際に打ち上げられた無数の魚
寄ってたかるカモメの群れ
隔離されたペスト患者
水を届けに行く父親
水を運んできたロバを食らう
小人や腕の潰れた人間を軽蔑
チリ人はユダヤ人一家を差別
犬のコスプレコンテスト
将軍が大切にしている馬
動物をグロテスクに描く
ラストシーンが幻想的
今までの登場人物のボード並べる
船着場でホドロフスキー見送る
過去やトラウマからの脱却
死期が近いホドロフスキー自身?
マジックリアリズムで描いた
ホドロフスキーにとってのリアル
ホームドラマではないか
りっく

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