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サイド・エフェクトのemilyのレビュー・感想・評価

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)
3.6
インサイダー取引の罪で服役中の夫が釈放され四年ぶりに一緒に暮らしはじめたエミリー。うつ病が再発し、精神科バンクスに処方された新薬を飲み始めた。この新薬を勧めてくれたのは、エミリーの元精神科医シーバードだった。薬は効いていたが、副作用の夢遊病に悩まされ、夫を刺してしまう。バンクスは罪を問わせ、事務所も首になってしまう。そこから新薬について調べていくと、思わぬ事実にでくわしていく。

カメラの目線がよいタイミングで切り替わり、ミスリードもプラスされることで、しっかりと観客に感情移入の対象を植え付けてきます。

また主人公がどん底まで一気に転落することで、観客はさらに感情移入しやすくなり、そこからの逆転劇でまた感情移入の対象を変えられていく。完璧すぎるシナリオで全く隙を見せない。

演技も凄く淡々としていて、全く疑う余地を持たせないのも見事。

過去の行いで未来を予見できる。未来を先読みしたものが最後に勝つ。そうしてこのラストから想像できる未来とは。。
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