ツクヨミ

アメイジング・スパイダーマン2のツクヨミのレビュー・感想・評価

4.0
スローモーションを活用したハイレベルアクション‼︎
ピーターパーカーは高校卒業後もヒーロー活動を続ける毎日。そんな折にオズコープ社の御曹司ハリーオズボーンが帰郷する…
アメイジングスパイダーマンシリーズ第2作目アクション作品。今作は前作で回収されなかった親問題とノーマンオズボーンの謎を回収しうまくストーリーに反映しており感嘆な面白さでした。このシリーズは1作目2作目という括りではなく壮大な前後編だったのかもしれない。
そして今作のヴィラン"エレクトロ"の圧倒的強さとビジュアル力はかなり好みでした。ヴィランになる過程も最初はスパイダーマン好きな男がパワーを得て市民から注目されるが、結局はスパイダーマンにお株を奪われることによりスパイダーマンに憎悪を抱く…シンプルでわかりやすい過程が良かった。またエレクトロといえばの電撃描写は最新CGバリバリのカッコ良さ…スパイダーマンとの戦闘シーンはスローモーションを多用することでザックスナイダー監督作品のような仕上がりで大興奮。前作より大幅パワーアップしたアクションはすば抜けてよかった。
しかし忘れてはならないのはデインデハーン演じる"グリーンゴブリン"の存在。最早宿命としか思えないストーリー展開で現れるヴィラン。"スパイダーマン3"より戦う理由がしっかりしてた気がする。
ラストの展開は今作が興行的に成功すれば制作されたであろうアメイジングスパイダーマン3に繋がる展開で胸熱。シニスターシックスやる気満々でドクターオクトパスのアームなどを見せる演出は"プレデター2"のエイリアン頭骨を想起させる。終わり方は打ち切り漫画みたいだったのに本当にシリーズが打ち切りになってしまうのは皮肉だ。
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