ビターチョコ

ペコロスの母に会いに行くのビターチョコのレビュー・感想・評価

ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)
4.0
日本の映画。
漫画原作の映画。
あって良かった映画。
ボケ老人と息子の映画。
コメディタッチで進行する映画。

・主人公:中年おやじ
・主役:その母親の老婆、ボケ老人
・・・の映画。

ところで、ふつうの親とは?
いや、ふつうの人とは?
「あなたを愛してる」と言いながら、実は相手を観ていないのでは?

・見る:ただ見るだけ。
・観る:目を使って細部を調べ、いろいろ考える。

ボケる人って、どんな人?
「自分、自分、自分」で、相手を観ていないのでは?
そんな人生を歩んできた人がボケるのでは? と、私は考えている。

さて、この映画は、老婆の幼い頃が「たまに」挿入される。昭和の「物がなかった時代」の情報と思い出が入る。そしてそれが「美談」になってる気がする。「悲しみ」にもなってる気がする。

今の日本は少子高齢化で、これからさらに少子高齢化するようなので、このジャンルの日本の映画=邦画があるのは良いことだ。もっと色んなボケ老人の邦画と洋画があればいいな、と私は思っている。