たりほssk

アナと雪の女王のたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

有名な「アナ雪」やっと見ることができました。
アンデルセンの童話の「雪の女王」つまりエルサが、特殊な能力を持つ異質な存在、言わばマイノリティとして描かれます。雪や氷を作り出したり、触れたものすべてが凍ってしまうというその能力を隠し続けてきたのですが、ついに「ありのままで生きよう」という境地に至り、山にこもります。しかしそれでは国は冬のまま、凍ったままなので、妹のアナがエルサに山を降りるよう説得に向かいます。しかしうまく行かずエルサの魔法を浴びてしまいます。アナを甦らせるには「真実の愛」というものが必要でした。
「真実の愛」それは姉妹の愛でした。エルサが姉妹のお互いを思いやる愛に気づいたことで、エルサは自分の能力を制御できるようになり、能力を持たない普通の人々と共存できるようになったのです。

ここから自分なりに二つのメッセージを読み取る事ができました。一つは異質な存在(自分とは違うと思う存在)を認める心、それがお互いに共存するために必要なことであるということです。
また二つ目は「真実の愛」と言えば男女間のものとしがちですが、それは思い込みに過ぎないというものです。「真実の愛」は様々な人間関係において存在しているのです。

「Let it go」の歌はとても力強くて良かった。(以下書き足し)エルサが歌うこの部分、「ありのままに」という訳でしたが、何かもっと強い感情で、「もう我慢なんてしてらんない!」「なるようになれ!」という開き直りみたいなものを感じました。
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