たりほssk

ザ・ゲーム ~赤裸々な宴~のたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品が興味深いのは、人が、それぞれ深い秘密を持って、近しい人を裏切っていることさえあるという事が、もしかしたら現実なのかもしれないと思わせるところ。
フィクションと現実の境界が曖昧なので、不安で落ち着かなく、何とも居心地の悪さを感じてしまう。人の心理状態をうまく利用した良作だと思う。

しかし、全員の秘密の暴露がイタくて、見苦しくて、もう収集がつかないレベルだった。外側で形保っても、内側、完全に崩壊してるし。ああ、もう見てられないなあ、と思ったらこのラスト!そうそう、こうやってまとめるしかないよね、素晴らしいアイデアだと思いました。
すべては皆既月食の為せる技だったんですよね、と。
たりほssk

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