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さとうきび畑の唄のTRBのレビュー・感想・評価

さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)
4.3
まさか、さんまで泣かされる日がくるなんて思いもしなかった

日本で唯一の地上戦が行われた沖縄が舞台

ハッキリ言って、何度か号泣します


学校に行きたくない少女に説得する祖母
さとうきび畑で祖母は過去の戦争、自身の出生、そして祖母の父親の事を語り出す

大阪から流れ、沖縄で写真館を営む家族

父親は関西人らしく人の笑顔が大好き
息子や娘もそれが誇らしく、新しい命も宿り仲睦まじい一家

そんな一家にも戦争の足音は着実に近づいてくる

ある日、長男の祝言中に赤紙が届き、次男も通信兵に志願、娘も従軍看護師として派遣される

那覇は戦火に包まれ、とうとう父親にも招集がかけられる

しかし従軍しながらもカメラは離さず、軽口で周りを笑顔にする父親

だが戦況は日増しに悪化し、いよいよ笑えない状況に沖縄と家族は陥っていく


笑いを大切にするさんまが演じる所に胸が熱くなる
なんとも言えない哀しい顔をするのが忘れられない

そんなさんま演じるお父さんが、敵兵を殺すように言われた時の表情とセリフが頭に焼き付いて離れない

何度も言うが、さんまがこのセリフを言うことに物凄い重みを感じ涙が止まらなかった

さんまに限らず、キャストそれぞれがとても素晴らしかった

沖縄は可愛い親戚もいる土地

とても綺麗でいい人いい風土だけど
75年前はこんなにツライ現実があった事

様々な人が亡くなられた事を決して忘れてはいけないと改めて思う

おしゃべり怪獣の笑わない瞬間
それを感じて笑い合える未来を作りたいと思った作品。

人生、生きてるだけで丸儲け

何度も言うけど、さんまで泣く日が来るなんて思わなかった

あと上戸彩が可愛い
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