ハター

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のハターのレビュー・感想・評価

3.5
『ショーンオブザデッド』の異端児達がまたしても手を組んだとなれば、ほっとけない。エドガー・ライトが指揮を取る中に顔を見せるのはサイモン・ペグとニック・フロストのコンビ。この名前が並んだだけで、既に”何をやらかすんだろう感”がすごいのが、また凄い。
結論から言うと期待通り。そんなネタを映画でやるんだ?というレベルのおバカ演出で終始楽しませてくれます。
そしてやっぱり音楽は熱い。プライマルスクリームのLoadedに始まり、ブラー、ドアーズ、パルプ、ローゼズ... 好きな曲を流して、ビール飲んで騒いで・・まるで身内でパーティしてるかのような。
このまま飲んで騒いで終わるかと思いきや、予想外の『フロムダスクティルドーン』級のトンデモ展開・・!自由だなあ。この遊び心ったらもう。
飲みの席で盛り上がった話をそのまま映画にしたような内容、そしてほのかに香る『水曜どうでしょう』的なテンション。映画と音楽とビールを愛する人が結託した結果がこの『ワールズエンド』なのでしょう。自分達が好きな物、楽しいと思う物を作品ひとつに詰め込んで、世界に放つ。んー、クール。
ハター

ハター