わたもち

愛の新世界のわたもちのレビュー・感想・評価

愛の新世界(1994年製作の映画)
3.0
「鈴木砂羽衝撃のデビュー作品」

まさにその通り。
鈴木砂羽が紛れもない“女王様”を文字通り体当たりで熱演。この作品のためにオーディションで選ばれたらしい。きっと「おいおいすげえ子出てきたぞ…」ってなったに違いない。

バラエティ○色気◎のおそらく昔Vシネマとかでよく脱いでいたであろう女優さん(偏見がすごい)程度のイメージしか持ち合わせてなかったけど、出だしからこんな凄い役と演技こなしてたとは…

正直特別かわいいわけでも美人なわけでもない気がするけど見れば見るほどクセになる野性的なエロがすんごいです、砂羽さん。


…とまあ鈴木砂羽のレビューしかしてませんが、今では主演クラスの役者さんたちの若かりし頃を拝めたのは貴重で面白かったです。


▼意外にめちゃくちゃ豪華
松尾貴史、松尾スズキ、クドカン、阿部サダヲ、哀川翔(声で気付いた)、武田真治、田口トモロヲ、袴田吉彦(最近見たら笑ってしまう)、渡辺哲(全く見た目変わってなくて草)、杉本彩(ブルゾンちえみみたいな髪型だけどかわいいきれいエロい!)、大杉漣(円盤に張り付けられてぐるぐる回されながら会社の上司の愚痴吐きつつムチでしばかれる特殊性癖リーマン役と後から知り苦笑)…ほか

そしてなにより!
個人的には萩原流行のキャラが最高にツボだった!!!この人に★1.0コ分くらいあげたい。
だからこそ余計に萩原流行さんの死亡事故(しかも警察が起こした挙げ句隠蔽しようとした事故)が腹立たしいし悔しいし不憫でならない😢



▼閲覧注意
日本映画初のヘアヌード作品らしいです。ほんとに見飽きるくらい、体感では数分おきにおへあはんが登場しはります。もうええて…なくらい。

SMクラブに通うキモ男性客が次々出てくるので耐性無い方はやめた方がいいかも。いろんな人間がいるんだなあ〜😊くらいの心構えで観てあげてください。
ただ、B地区に針貫通させられるシナキンシーンがあるのでここはマジで閲覧注意です。内臓を内側からキュッと絞られる感じを味わえます(白目)




映画の内容自体には特にハマらず。
鈴木砂羽&片岡礼子の風俗嬢2人の奔放な青春記録という感じ。

ラスト、惜しげもなく全裸さらけ出して海辺ではしゃぎまくる鈴木砂羽&片岡礼子の楽しそうな笑顔見たらまあ本人たちがいいんならよか、という謎目線の境地に至り感慨深かったです。

それにしても劇中劇が面白くないのはもはや邦画の伝統芸なのか…


ジュラパワ巡りの末に行き着いた先が何故本作なのかは自分でもよくわかりません…
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