このレビューはネタバレを含みます
とにかくこのシリーズは地球の外に出まくるので、CGCGの嵐。
どこを切り取っても画が美しく、ポスターにできそう。
皆さまのレビューを読むと、前作からロキ人気がスゴい。なぜ?悪役なのに…憎たらしくはないのか、拗らせ過ぎではないか、あのニヒルな笑いは、と思っていたが、本作のロキの切なさや哀愁を纏い、本心をチラと覗かせるその存在自体が愛おしく感じてしまった。
ロキ、どっちなの?と思いながらも母への愛や兄弟との共闘が本物だと期待してしまう。
王座に着き、これからどんな姿を見せてくれるのか、いや魅せてくれるのか楽しみでならない。オーディンの行方も気になるが。
本作はロキとセルヴィグ博士が印象的過ぎて、ソーの存在感がイマイチ。悪役もイマイチ。地球シーンもイマイチ。結局エーテルとやらは何だったのか。
カメオ出演やロンドンの地下鉄で戦闘現場に移動するソーとか迷子になるムジョルニア、それをフックに掛けるソーとかクスッと笑える箇所は全部好み。
ソーのキャラも神話の世界観も嫌いじゃないので、次にどう繋がっていくのかを楽しみにすることにした。