こもり

愛情は深い海の如くのこもりのネタバレレビュー・内容・結末

愛情は深い海の如く(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

街で出会った同世代の男(トム・ヒドルストン)と恋仲になった既婚者ヘスター(レイチェル・ワイズ)だったが〜な悲恋映画in1950年頃のロンドン🇬🇧 テレンス・ラティガンの実体験を基にした戯曲(1952年発表)を原作とする
1952年当時同性愛はタブーであったためラティガンは自身の分身である主人公の性別を女性に変えたそうで。2011年に作り直すなら、既に原作通りに映画化されたものがあるなら、主人公は男性が演じてもよかった気がする。が、まあ、それはそれとして。不器用な恋(気をひくためなら自殺(未遂)も辞さないメンヘラ既婚者彼女と 死ぬんなら早よ死んでくれモードのへとへと彼氏)の終わりが穏やかに清々しく描かれていて面白かった。別れ話は各々の人となりや出会ってから今までの付き合い方、別れた後どういった距離感を望んでいるか などなどが滲み出て趣深いね☺︎☺︎☺︎
嘔吐自殺未遂不倫セッ
映像綺麗 ボヴァリー夫人にちょっと似てる 紅茶の入れ方をディスってくる姑に見る英国的嫁姑問題 バッテンバーグケーキ(英国発祥のケーキ、ボックスクッキーみたいなチェック柄が特徴的) 花柄の壁紙やサイドランプがドーリッシュで可愛い バーバーのヴァイオリン協奏曲=メンヘラテーマソング
エルトン夫人「時には悪魔と深海の間で身動きがとれないこともあるわ いい?愛とは何か くだらない説はたくさんある でも本当の愛って何?粗相した後の尻を拭きシーツをかえてあげることよ 威厳を保ってあげれば互いにやっていける」 へスターが既婚者でありながら夫ではない男と同棲してる女だと知ったエルトン夫人「プライベートには干渉しない 許しもしないし非難もしないわ」