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もらとりあむタマ子のmakoのネタバレレビュー・内容・結末

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

山下監督作品で山下監督自らが選んでそれを上映し、その後に監督のトークショーがあるという企画があったので行ってきました。

父親と娘の共同生活。娘は家に帰ってきてから何もせず。それを最初の内は父親も「就活しないのか」と気にかけていたのだが娘がきっぱり「今じゃない」(みたいな台詞)と言ってからは何も言わなくなり。そこがなんだか面白くて。 
父親の割に料理が得意で。年越しそばで出汁をちゃんと昆布と鰹節でとったりとかマメで。娘は一切家事をせず父親に甘えてる。そういう日常を秋冬春夏を通した作品になっています。 
だから事件が起こったりとかしないので、こういう何も起こらない作品が好みじゃないとつまらないかも。 
所々でクスッと笑えたりして私は好きな作品でした。 

監督の裏話が聞けたのは貴重でした。 
この作品、元々はテレビでショートストーリーとして放送するだけだったのが映画作品になったこと。なので秋冬は10分程度だけど、その後に映画化になったので春夏はそれより長めになったそうです。 
劇中、娘が母親に電話をするシーンがありますが、母親の声は前田敦子さんの声だということ。こういう裏話は監督ならではのお話だなとやっぱり行って良かったと思いました。
地方都市が舞台なので地方都市あるあるみたいなのも面白かったです。 
あっちゃんの演技も良かったし、なんといっても父親役の康すおんさんの受けの演技が良かったです。 
次もこの企画があれば行きたいと思いました
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