ひええ

バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所のひええのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

見事な日本語タイトルが好奇心を煽る。肝心の内容と比較すると詐欺っぽいくらい...
主人公が英国から遥々やってきた異邦人であり、スタジオの人間は胡散臭く、飛行機代が支払われるのかも怪しくて、製作する作品は話と違って残虐なホラー映画...と鑑賞者は終始不安の中に宙ぶらりんの状態に置かれる。こういった演出はとても上手いのだけれど、しかしこの映画にはこれと言ったクライマックスもなく、カタルシスも得られない。
残虐シーンの効果音をカボチャやキャベツなどの野菜を使って表現するところ、照明やズームの撮り方がやたらに怖くて笑ってしまった。監督はただこれがやりたかったのだろうなあ。
主人公がもっとホラー映画の効果音作りの魅力に取り憑かれて...みたいな展開だと更に面白そう。
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