Otun

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のOtunのレビュー・感想・評価

4.6
春にこの映画をはじめて観ました。
物語は平坦なのに、何故か心を鷲掴みにされた。
以降、◯SUTAYAに足を運ぶ度、パッケージが目に入る度、
『まぁ、落ち着け。もうちょい待て』とかなんとか心で呟き、今日まで来ました。
が、もーいい加減辛抱しきれないので再観➡再レビュー。な、今作。
『インサイドルーウィンディビス』。


やっぱ、好きだ。大好き。
フォロワーさんの中でも賛否があるようですが、私にはもうかなり、特別な映画。


しがないフォークシンガーの一週間の物語。
説明が少ないので、スルーすると単なるシンガーの日常映画と捉えてしまうように思う。

ルーティンのような日々。
象徴。軽やかな猫。偽物の猫w
プリーズミスターケネディの録音w(やはり爆笑)
思いもよらない現実。妊娠。子供?
彼の奥底にある、心の傷。マイク。
常に憎まれ口を叩き合うキャリーマリガンの終盤の優しさ➡彼の苛立ち。
ルーティンのような日々。

誰にも言い訳しない、言い訳できない日常を自分自身で笑う。
もしかしたら最後の『あばよ』、は今までの自分へじゃなく、迷う自身へ向けたものなんじゃないかな。

見当外れか。
でも、まー今回はそんな風に感じました。
Otun

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