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グランド・ブダペスト・ホテルのadagietteのレビュー・感想・評価

4.5
再観映画。
犬ケ島がよかったからね♪
公開日はちょうど 4年前、6月6日かぁ....
くびちょんパも ゆびちょんパもあるのに、とにかく可愛い映像という印象だった。

もう一度見て思ったのは、弱者が多いこと。。
狭い使用人部屋、老齢、不法移民、顔のあざ、囚人 etc...
上品に取り澄ました超高級ホテルが舞台だけれど、弱い者がさりげなくナチュラルに登場してる。
H.グスタフは いざというときにそれらを守る。
それが グランド・ブダペスト・ホテルの 文化度の高さを担保している。

その文化度の高さと力や金を信奉するだけの無教養との対峙が、滑稽なチェイス劇に仕立て上げられている。
苦く寂しい終焉に向けて。。。

デメルを想起させるメンデルの箱。
箱も、中身も、永遠なれ。。
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