がんちゃん

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのがんちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
『21世紀のスターウォーズ』と言っていい、スペースオペラの新たな傑作。

宇宙は暗くて冷たいなんて誰が決めた?カラフルで賑やかな宇宙があってもいいじゃないか。
懐かしいディスコサウンドに乗せて軽快に宇宙遊泳する作風はSFカルト作品『ダークスター』の影響を感じさせつつも、「ノスタルジーとテクノロジーの融合」というディズニー傘下の作品らしさが伺える。

そしてもう1つディズニーとの共通点、それは「家族」の描き方。
登場人物は皆、両親が不在である。「血縁」という最小単位の共同体すら失ったとき、人は独りではいられない。はぐれ者同士が種族を超えて絆を深める様はミッキーやドナルドと共通する。血の繋がりがなくても家族になれるんだという力強いメッセージを感じられる。ウィーアーグルートなのである。

『メン・イン・ブラック』の日本公開時に「奴らはノリで地球を救う」というキャッチコピーがついていたが、本作の負け犬集団もまさにノリで銀河を救ってしまう。ディズニーランドの「キャプテンEO」にてダンスで敵を倒すマイケル・ジャクソンを思い出した。そういうの大好きだ!

と思ったら米国ディズニーランドにガーディアンズのアトラクションが開業したそうな。終了したタワーオブテラーの居抜き物件らしいけど(終)
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