しえ

ミケランジェロ・プロジェクトのしえのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

美術品や教会を守ったところで、なんの意味があるのかと怒鳴り散らされる主人公たち。
しかし、戦争が終わった後、何もかも無くなった場所に人々が帰って来た時、文化がなくなっていたらどうかるのか、文化を消されるのは大きな損失だと互いに思いを強くする。
デザインの先生、建築家、美術家など、兵士ではないただのおじさんたち、プラス、ドイツ系の若者兵士が奮闘。
教会の美術品について聞き取りに行き、ドイツ兵と遭遇。
新兵訓練を受けたとはいえ、人を殺したことはもちろんない。
おじさんたちの運命は?!
ドイツ兵たちをむやみに殺したりせず、機転を利かせてやり過ごしたり、「あのドイツ兵はいずれ捕まるだろうからほっといていいんじゃないか?」とか、「少年兵だから報告書に書くのやめておこう」とか、優しくゆるゆる。
聖母子像を見て、きらきらと目を輝かせていた仲間は、教会へやって来たドイツ兵から聖母子像を守ろうとして射殺されてしまう。
たかが美術品だけど、文化を守るために命を投げ出した人たちのおかげで、今も素晴らしい絵や彫刻が見られるんだなあ。
しえ

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