しえ

人生、ここにあり!のしえのネタバレレビュー・内容・結末

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジージョとルカを庇おうとした彼女は、悪気なく(むしろ、善意で)「あんなおかしな人たちだと思わなかった、精神を病んだ気の毒な人たちだから、起訴はしないで」と頼み込む。
でも、ジージョには彼女から自分たちとは違うと言われた気がして辛かったんだろうなあ。
体調が悪くなる薬を減らし、話し合いの場を持ち、仕事があれば、生活は成り立つという、ネッロの考え方が受け入れてもらえてよかった。
ジージョのことを、お母さんはいくつになっても子供のままだと思って過保護になっていたけど、成長が遅いながらも、ジージョには自我があったし、仕事ができたことで大人になっていたんだと思う。人懐っこすぎた、純粋すぎた、傷つきやすすぎたところが彼の長所と短所なのかも。
乱暴と思われたルカが、事件の日から一切起き上がらなくなってたところが切ない。パーティーでもジージョを馬鹿にする客に暴力を振るい、ジージョがプレゼントをするのを後押ししたり。彼にとってはジージョは弟みたいなものかも。
理事長の仕事ぶりがじわじわくる。大好き。
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