LEO

蒸気船ウィリーのLEOのレビュー・感想・評価

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)
3.3
1928年に公開されたミッキーとミニーのデビュー作と言われる作品。
公開日の11月18日はミッキーとミニーの誕生日だそうです。

1928年といえば昭和3年ですよ。
昭和天皇の即位の礼が行われた年です。
そんな頃にこんなユーモアがある、しかもこんな滑らかに動くアニメーションを作るなんて凄いなぁ。

ただデビューしたてのミッキーは若かったせいか行動が青いと言うかクレイジーだね(笑)
ミニーが出港に遅れてやってきたらクレーンでミニーのパンツを引っ掛けて吊し上げるわ、ネコの尻尾を引っ張って鳴き声で演奏するわ、アヒル(鴨?)をバグパイプにするわ、挙げ句の果てには母ブタの乳を飲む子ブタたちの尻尾を引っ張って演奏するだけでなく母ブタを持ち上げて最後まで離れなかった子ブタに蹴りを入れる始末。
最後には調子に乗りすぎた罰として夕食に使うジャガイモの皮むきをさせられた事を見て笑うオウムに、ジャガイモを投げつけて外に突き落として大笑いするなどやりたい放題。
これがディズニーの闇か!?
嘘です殺さないでください(笑)

でもね、この大コンプライアンス時代の現在。
時代に合わない表現は修正されるべきだとされて過去の名作が次々と修正されるこの時代。
この「蒸気船ウィリー」でも子ブタに蹴りを入れるシーンを修正したりカットしたりして上映することが多いそうですが、そのままが観れるようにしているDisney+は素晴らしい。

Good job!
LEO

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