えるる

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

300の2部作一気見。エヴァグリーンのアルテミシアの強強悪女っぷりがかっこいい。前作のスパルタ軍の赤マントからギリシア軍の青マントに。また色の使い方がカッコよく。青に映えるようになのか血の色も少し濃くしてある。画面に血飛沫ブシャ、戦闘のスロー演出は引き続きかっこいい。

前作のレオニダス率いるスパルタ軍300人の戦いと同じ時系列で起こった。ギリシア軍のテミストクレス将軍率いる海軍の船を使った戦術を入れた船上の戦いであるサラミスの海戦が元になっている。
ペルシア帝国のクセルクセス王の風貌が前作から気になったがイケメン好青年風だったのに泉から出てきたら金ピカ変なセンスも眉毛でか黒目になって笑う。どうしてこうなった?理由説明されてもわからん。海に落ちた時にギリシャ神話の生物登場させるのか!ポセイドンの如くとアルテミシアも言ってたしと少しワクワクしてしまったが夢オチで脱線せず良かった。
どうしても前作と比べてしまう為、戦い自体は海戦なので衝突や爆発など迫力はあるし油来るぞ。火矢来るぞ。乗り込んでくるぞなどの臨場感が楽しめる。筋肉はやはり脳筋戦闘狂のスパルタ軍の方が凄いし画面上からみなぎる戦士達の生命力は前作の方が楽しめる。馬で戦いながら燃える船上を走る所でゲーム三國無双の赤壁戦を何故か周瑜で走り回った事を思い出す。アルテミシアの最後の衣装が背中トゲトゲで笑ってしまう。背もたれ使えない。壁に寄っ掛かれない。戦闘でダーン倒れたりふっ飛ばされたりしたら刺さって抜けないわ痛いわで後悔することになる

アルテミシアは実在のトルコの女王で女海賊的な人。テミストクレスにお色気交渉したのかは不明。映画なので実話を盛り改変し面白くしていると思うのでこれは史実にあるのか?などを考えながら楽しく観れた。この辺の歴史は疎いので深掘りしたくなった。
映像と演出はどちらも最高でした。2作共観ると金ピカ王への愛着みたいな不思議な気持ちが芽生えます。英雄譚としても面白いし史実関係なしに物語として観ても面白いと思います。強い男、強い女を観るのが好きな人にオススメです。
コントラストが渋めになっているので部屋を暗くして観た方が見やすいです。
えるる

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