えるる

キングスマン:ファースト・エージェントのえるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンシリーズなるものがある事すら知らずに鑑賞。途中疑問が湧くが見終わってから、これはエピソード0の様なものだと気づく。
パッと読んだあらすじの感じでキングスマンって普通の仕立て屋なの?「ジョンウィック」のコンチネンタルみたいなのを想像していた。今後このスパイ組織の最高幹部は陰でキングスマンと呼ばれるのだと思い込み息子が成長してキングスマンになるのか?みたいな大きな勘違いをして見ていた。

妻が撃たれ無くなりシングルファーザーとメイド達で大切に育てた息子は戦争に行きたがる。イギリス、ロシア、ドイツのトップ達の兄弟喧嘩の末の戦争。オックスフォードは平和主義と知られているが裏ではメイドと執事と共にスパイ活動をしている。
一方で悪の組織はイギリスの階級社会を恨み潰そうとしている。お揃いの指輪や幹部同士の嫌悪などコテコテの悪の組織感が良い。羊達を虐める許さない!
要人の暗殺されロシア側に入り込んだ悪幹部ラスプーチンを殺す為に行った友人軍指揮官が魚雷で殺され、高級列車でロシアに乗り込み悪幹部を殺す。絶対的貴族階級の大金持ち感凄い。ラスプーチンの変態悪感が良く、バレエやロシアのダンスを意識した闘いが良かった。ここまで存在感出したのにここで死ぬの悲しい。
息子は父の反対を押しきり戦争に。帰還命令を無視して別の兵士の名前で部隊に残り命からがら生き残って、あー生きてた!と思ったらまさかの。え?成長した息子が主役だとばかり思っていたので死を受け入れられない。あの早まって打ってしまった兵士の心の傷も計り知れない。
息子の死で飲んだくれるも息子の意志を継ぐぞとアメリカ大統領が悪幹部の美人局にあったフィルムを取り返し。飛行機からのパラシュート降下大失敗。羽に突き刺さるシュールな展開から断壁着地でよし登り羊に助けられ、デカ男とタイマンの後にボスと対面。地雷でやられた友人の部下でした。タイマンの末、また羊に助けられ勝利。戦争終結。
キングスマンを立ち上げる。

自分の大きな勘違いから見始めているので疑問が多かったが、シリーズを見ている人は面白いのではないかと思う。アクションシーンは迫力も面白さもあって良かった。
えるる

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