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アデル、ブルーは熱い色のOhuのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.3
この物語にアデルの素直な直感的肉欲と、美術家所有の自由主義から生じるエマの理性との絡み合いを看ます。映画の後半エマの毛染めが治まって、その倫理観に立ち還った心情の有り様が鑑る者の視覚に訴えていて.. 寂しさからのアデルの衝動的脱線を機に、未熟ながらも哲学的脱皮を為した経緯を瞬時に知らしめさせるのも洒落ています。誠にフレンチっぽい奔放で赤裸々な作品に仕上がっていました
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